「大量懲戒請求」でブログ読者の敗訴つづく…弁護士ドットコム

「大量懲戒請求」でブログ読者の敗訴つづく…渦中の佐々木亮弁護士がみた事件の真相

「余命三年時事日記」というブログが震源地であることがわかった。
このブログは、日弁連や各地の弁護士会が2016年、朝鮮学校への補助金停止に反対する声明を出したことを非難。ブログ読者にこれらの声明に関わったとされる弁護士への懲戒請求をするよう、呼びかけていた。

 

現在も係争中の訴訟は80件に及び、その半数が各地の地裁、残りは高裁で争われている。そのうち、男女6人に対する訴訟などを含めた5つの訴訟で最高裁は10月、被告45人の上告を退け、賠償命令を下した東京高裁判決が確定している。
これ以外にも、地裁や高裁で確定している訴訟の判決は、すべて佐々木弁護士側の勝訴だ。

 

インターネット上の不確かな情報を鵜呑みにして、他人に加害行為をするときに、現実世界では不法行為として責任を取らなければなりません。ネット上の誹謗中傷が社会問題化していますが、あまり度が過ぎているものについては、ネットだから許されるとか、ネットの情報を信じてしまっただけだから許してほしいという言いわけは通用しません。そうしたことも、この裁判で示すことができていると思っています。

弁護士ドットコムニュース 2020年12月17日 10時20分

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