『余命心理狂 詐欺師の妄想ブログ』(フィクション)-1

第一章 私事第三次大戦

その男は、人の操り方を心得ていた。
憎しみの対象を作る事。それは物でも人でもなんでもよくその、憎しみの気持ちを操る事は簡単な事だ。聞きたい事を文字にすればいいだけなのだから。
在日朝鮮人を許さない。心の奥底の言霊をはっきりと言ってくれる人を欲している。
これは、彼がタクシーの組合委員長をしていた時に覚えた事だろう。
そして、自分を大きく見せる事。遠慮というDNAを持つ日本人にはできない事だ。
嘘は、大きければ大きいほど本心が見えなくなり、そしてそれが真実となる。
そう、私は、真っ逆さまにその大きな渦の中へと落ちる事になるのだ。
彼の発する言葉に酔いしれ、感動し、崇めて、結果、寄付をする。

自分では言えない言葉を待っている。教育が義務となった国民は師に従う。
教えてもらう事は義務で、教える側の義務感は希薄で商売になってしまった。
今の日本の若者には信じられない事だろう。熱血教師などの言葉は死語になった。
自分の考えを代弁してくれるこの男を師と仰ぐ。懐かしきあの時代の始まりであろう。

私の聞きたかった言葉は、自分の撮影者としての実力とそれに対しての相応の値段
月々50万の給料が約束され、あれよあれよと言う間に代表理事になっていた。
人生をかけてこの人について行こうと決心をするのに、時間は必要なかった。
他の保守の活動や人柄、自分への悪口などを聞いて孤独にはなったがもう、あの時のような関係に戻るつもりもなく、この人について行く、守る、それだけが自分への使命になった。一緒に風呂に入れば背中を流し、風邪で寝込めば看病もした。
食事の支度から、車の運転、本を売るための余命ブログの作成、対談のための機材一式
裁判等の撮影の為の車も買った。そして国連へ行くと言う言葉でパスポートも取得した。

「貴方には、フェラーリを買ってあげるよ。有田の裁判で3千万は取れるよ。
自分は5万人の女と関係を持ったので、そっちの方の相談もいつでもどうぞ。」

こんな陳腐な言葉を信じてしまう。
そう、聞きたい言葉を口にするのに一瞬の躊躇もしない。これで人は騙されて行く。
今、振り返ってみてもどれが本当の言葉だったのだろうと、ボンヤリと考える事がある。
ゼロである。全てが妄想の世界なのだ。
彼は、教祖であって神なのだから。ブログの書き込みは、日本人が聞きたい事、興味のある
それだけを書く。下地は初代でできているし、2代目の初代の息子など赤子の手を捻るように黙らせてきた。2代目から必要だったのは本を書くための同意だけなのだから。
「在日朝鮮人との戦い」「日本再生を実行する」
そして、優しく問いかける。日本國は日本人のものだと。

ほとんどの日本人は、この国で内乱が起きている事を知らないだろう。
自殺。家族崩壊。育児放棄。異常な犯罪行為。荒廃する学校教育。
自己破産。孤独死。老老介護。未成年者の犯罪。若者のホームレス化。
混迷する政治と無責任な政治家。子供は減り、老人が増え続けている。
仕事をする若者がいず、退職していく者が増えて行く。日本人の不正生活保護もある。
では、日本国から在日朝鮮人が全て消えたら、本当に幸せになれるのだろうか?
日本人には悪人はいないのか?ならば、日本人の悪人をこれから話す事になる。
確実に内乱は起きているのだから。
日本人の愛国心を利用しての詐欺行為。
これを、許すわけにいかない、、自分だけが騙されたのなら、自分の無知を呪おう。
しかし、これだけの純粋な日本人を騙していることを世に知らしめなければと思う。
とても、小さな存在の自分ができる事を、全霊全力で発信すること。
絶対的存在のあの男にしてみたら、脚にたかるアリのような自分でも。
真実を伝え、信頼を得て必ずこの男の本性を暴く。
「彼を知り己を知れば、百戦危うからず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦うごとに必ず危うし」
孫子の言葉である。自分は、もう、十分と彼を知っている。
しかし、彼は私を知らない、、、本当の私を、、、だ。
私事第三次大戦ここに始まる。

3 Comments

向日葵は誰

手持ちの本が切れてしまい、なんかないかと検索していたらこれにたどり着いた。
余命ブログ?
なんかAmazonの広告でみたやつか?
とりま暇つぶしに読み進めてみた。
全部は まだ読み切れないけど 今後どうなるのか 少し興味がわいたので
時々覗きに来ようかと思っています。

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名無し

元弁護士の今井滋雄は、羽賀芳和に懲戒請求を指南した男ですか?
高島平団地のご近所さんで数百メートル位ですか・・・
今井滋雄は、過去に弁護士86人?に懲戒請求出して騒がれてたし。
報復で今回の大量懲戒請求やったんだろうな。

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匿名希望マン

普通は「その台詞で騙されない」でしょ?貴方は「自分は被害者だ!」と主張したいみたいだけど「日本国内を混乱させようとしていた」って点では『加害者』だから。それに「貴方の給料が未払い」とか「そんな話は知らんよ」って話だし「だから、何?」って感じ。『ヤ◯ザ』みてぇなのが「内輪揉めしているだけ」だろ?「自分は正義」とかほざくなら「警察署に駆け込んで、全て話すこと」だよ。ちなみに『匿名』じゃなくて『実名で』ね。

また『板橋税務署』に「余命ブログ管理人(羽◯芳和)」について『脱税』の告発状が出ているよ。だから「あんたが駆け込むなら、板橋税務署もあり」だな。こんな所で喚いていても、何も意味はないからな。あんたは『加害者』なんだし、落とし前をつける意味でも警察署に行って話すべきだよ。

また、余命ブログ管理人は「やっぱり日本人じゃなかった」んだね。それなのに「初めにそこに違和感を感じなかった貴方の感覚は麻痺している」と思うよ。

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